インド中銀:政策金利を7.75%に引き下げ―預金準備率も下げ

インド準備銀行(中央銀行)は29 日、昨年4月以来となる政策金利の引き下げに踏み切ったほか、預金準 備率も引き下げた。

インド中銀は政策金利であるレポ金利を8%から7.75%に引き下げ ると発表した。ブルームバーグがエコノミスト35人を対象にまとめた調 査では、30人がレポ金利の7.75%への引き下げを予想していた。中銀は また、2月9日付で預金準備率を4.25%から4%に引き下げることも決 めた。

アジア主要国のうち、今年に入って利下げに踏み切ったのはインド が初めて。同国ではインフレ率が3年ぶりの低水準に落ち着いているこ とから、政府が中銀に対して利下げを求めていた。

アクシス銀行のエコノミスト、サウガタ・バッタチャリヤ氏は、 「インフレ鈍化や財政状況の改善が利下げ余地を生み出している」と指 摘。「中銀はインフレ高進をめぐる懸念から追加緩和には慎重になるだ ろう」と述べた。

今回の決定を受け、2022年6月償還債の利回りは3ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下。ムンバイ時間午前11時24分(日本時 間午後2時54分)現在、前日からほぼ変わらずの7.87%。ボンベイ証券 取引所(BSE)のセンセックス30種指数は0.4%上昇し、ルピー は0.5%高の1ドル=53.66ルピー。

シン首相が補助金支出削減、外国からの投資促進、インフラプロジ ェクト迅速化などの政策全般の見直しに着手した昨年9月以降、インド 通貨ルピーは対ドルで2.7%上昇。センセックス30種指数の同時期の上 昇幅は約12%。

同中銀は今会計年度(12年4月~13年3月)の成長率見通し を5.5%とし、従来予想の5.8%から引き下げた。また、卸売物価指数の 上昇率予想も7.5%から6.8%に下方修正した。

ブルームバーグ調査では28人のうち5人が預金準備率の引き下げを 予想していた。同金利の引き下げは12年以来5回目。

原題:India Cuts Key Rate to Spur Growth as Inflation Cools: Economy(抜粋)

--取材協力:Manish Modi.

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