米財務省はAIGなどの報酬抑制怠る、4億円以上16人-監察局

金融システム安定化のために創設さ れた米問題資産購入計画(TARP)を監視する特別監察局 (SIGTARP)は、公的資金による救済を受けたアメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)とゼネラル・モーターズ( GM)、アライ・ファイナンシャルでの「過剰な報酬」を阻止すること を米財務省が怠ったと指摘した。

SIGTARPは28日の報告書で、3社では2012年の幹部報酬とし て上位69人のうち16人に500万ドル(約4億5400万円)以上が支給さ れ、1人を除く全員が100万ドル以上だったと指摘。報酬の大半を株式 が占めたため、現金給与が100万ドルを超えた幹部は3人だけだった。

報告書は、SIGTARPが以前に警告したにもかかわらず、財務 省は過剰な報酬を抑制するための「強力な基準や政策、手続きを欠い て」おり、「プロセスについて有意義な改革を実施しなかった」とし た。

こうした指摘に対し、財務省の企業幹部報酬特別監督官代行を務め るパトリシア・ゲーガン氏は、SIGTARP責任者のクリスティ・ロ メロ氏に宛てた25日付の書簡で反論。同省は3社が競争力を保ちながら 救済資金を返済できるような水準に報酬を維持させる一方で、過剰な報 酬は制限したと説明した。

政府救済を受けた7社の幹部報酬は、09年から財務省の特別監督官 による精査、制限を受けてきた。AIG、バンク・オブ・アメリカ (BOA)、シティグループ、クライスラー・グループ、クライスラ ー・ファイナンシャルはTARPの下を離れたため、現在は同監督官の 決定に従う必要はない。

原題:Watchdog Says U.S. Treasury Failed to Control Pay at AIG, GM (3)(抜粋)

--取材協力:Dakin Campbell、Tim Higgins.

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