黒田氏の日銀総裁就任に障壁ない-ADB研究所所長

アジア開発銀行(ADB)研究所の 河合正弘所長は、黒田東彦ADB総裁(元財務官)が日本銀行の次期総 裁となっても日本がADBへの影響力を失うことはないだろうとの見方 を示した。

河合所長は28日東京でのインタビューで、「日本と米国は今でも ADBの最大出資国で、米国はADB総裁を出す考えはない」とした上 で、中国出身者を総裁にすることには十分な支持がないため日本が総裁 職を保持できるとの見方を示した。

JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストによれば、黒田氏 は4月に退任する白川方明総裁の後任候補として最有力。ただ、みんな の党の渡辺喜美代表は16日のインタビューで、中国に総裁職を渡さない ためにも黒田氏が2016年まで任期を全うするべきだとの見解を示してい た。

ADBは1966年に創設され、アジア・太平洋地域で開発支援に当た っている。菅野氏によれば、黒田氏は大きな機関を運営したことがあ り、国際的なバックグラウンドを持つという麻生太郎財務相が示した次 期日銀総裁の条件を満たしている。河合所長は「黒田総裁は国際的な場 でコミュニケートする能力が極めて高い」とし、次期日銀総裁として 「たいへん適任」だとの見解を示した。

原題:No Obstacle to Kuroda at Japan Central Bank Seen by ADBI’s Kaw(抜粋)

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