ブラジル株:ボベスパは2カ月ぶり大幅安-インフレ懸念で

28日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が2カ月ぶり大幅安。アナリストがブラジルのインフレ 予想を引き上げ、物価上昇が同国経済の回復に響くとの懸念が強まっ た。

オンライン小売りのB2Wコンパニア・グローバル・ド・バレジョ は5.2%下落し、昨年10月18日以来の大幅安。化粧品メーカーのナトゥ ラ・コスメチコスは4.4%値下がりし、4営業日続落。1カ月ぶりの長 期下落となっている。電力株もライトの5.1%安を中心に下落。電力料 金の引き下げが業界の利益を損なうとの懸念が響いた。

ボベスパ指数は前週末比1.9%安の60027.07と、昨年11月14日以来 の大幅安で終了。指数構成銘柄のうち下落が59銘柄、上昇は10銘柄。通 貨レアルは1.7%高の1ドル=1.9955レアル。対ドルで昨年7月以来の 高値を付けた。

ティトゥロ・コレトラ・デ・バロレスのパートナー、マルシオ・カ ルドソ氏は電話インタビューで、「株式相場を押し上げるプラス材料が 何もない」と指摘。「エコノミストのインフレ予想が一段と悲観的にな るなどマイナス材料ばかりだ。今年はインフレが鈍化し、ブラジル経済 が適度なペースで成長する可能性はもちろんある。ただ、そうした展開 を裏付ける確かな証拠を目の当たりにするまで、市場参加者は積極的に 買いに動かないだろう」と述べた。

ブラジル中央銀行がアナリスト約100人を対象に実施し、28日に結 果を公表した調査によれば、2013年の消費者物価上昇率の予想中央値 は5.67%と、前週調査の5.65%を上回った。今年の国内総生産 (GDP)の予想は3.1%増と、前週の3.19%増から下方修正された。

原題:Bovespa Falls Most in Two Months as Inflation Concern Sinks B2W(抜粋)

--取材協力:Julia Leite.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE