ボーイング、787の運航停止コストは最大50億ドルとの見方も

相次ぐトラブルで運行停止となって いる米ボーイングの最新鋭旅客機「787」(ドリームライナー)は、日 米当局による調査が続き、社内のエンジニアが解決策を探っている。そ うした中、投資家とアナリストはこれに伴うボーイングの負担額がどの 程度に達するか推定しようとしている。

負担額は日米当局の調査結果に大きく左右される。幾つかの欠陥部 品を交換するだけで済めば迅速に解決するが、調査が長引いた上に根本 的な設計変更が必要になることもあり得る。ジェフリーズのアナリス ト、ハワード・ルベル氏によれば、最悪の場合、ジム・マクナニー最高 経営責任者(CEO)率いるボーイングは約50億ドル(約4540億円)の 損金計上を余儀なくされる可能性がある。ルベル氏はこのケースの確率 を約4%としている。

ルベル氏も含め多くのアナリストや投資家は、それよりもずっと少 ない数億ドルのコストにとどまる可能性が高いとみている。その場 合、787への巨額投資を回収でき、大幅増益や投資家還元への道も開け る見通しだ。ルベル氏はボーイングの787への投資額を250億ドルと推定 する。ボーイングは今月30日に2012年通期決算を発表する。

原題:Boeing Risks Revenue of $5 Billion on 787 Probe’s Outcome (2)(抜粋)

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