キプロス支援めぐりドイツとECBが対立-ユーロ圏に重要か

ドイツ財務省は、キプロスが国際支 援を得られるのは同国がユーロ圏の安定を脅かす場合に限るとの認識を 示し、欧州中央銀行(ECB)と真っ向から対立している。

独財務省のコットハウス報道官は28日、ベルリンで記者団に、ユー ロ圏からの金融支援提供は条件付きで、その条件が尊重されなくてはな らないと強調。キプロスがユーロ圏にとってシステム上重要だと見なさ れるとの法的拘束力のある条件が前提となるため、これが「問われなく てはならない」と付け加えた。

これに対し、ECBのアスムセン理事は27日付のギリシャ紙カティ メリニに対し、キプロスがその経済規模を超える打撃をユーロ圏に及ぼ す可能性を認識すべきだと主張。国内総生産(GDP)がユーロ圏全体 の0.15%にすぎないとの理由でシステム上重要ではないと結論づけるべ きではないとし、「依然として正常な時代ではないので、キプロスでの 無秩序な展開は欧州が2012年に成し遂げた進展を損ねる可能性がある」 と述べた。

ECBのドラギ総裁もドイツのショイブレ財務相に対し、キプロス と同国の銀行がユーロ圏全体にとってのリスクであると認識するよう迫 ったと、独誌シュピーゲルが今週号で情報源を示さず報じた。ショイブ レ財務相はキプロスが「システム上重要」との見方を退けたという。

原題:Germany Spars With ECB Over Cyprus Threat Posed to Euro Area (1)(抜粋)

--取材協力:Tony Czuczka.

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