ムッソリーニにも長所とベルルスコーニ氏発言-迫害は独が強制

イタリアのベルルスコーニ前首相 は、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の犠牲者を追悼する式典で、独 裁者ムッソリーニが第2次世界大戦にかけて確立したファシズム体制に 長所もあったと称賛する発言を行った。

ベルルスコーニ前首相は「当時の政府はドイツの力が圧倒的勝利に つながることを恐れ、ヒトラーのドイツに敵対するよりも、同盟する方 を選んだ」と発言。「この同盟の下で、戦闘やユダヤ人のせん滅などの 強制が行われた。人種法はムッソリーニが指導者として行った最悪のも のだが、彼は良いことも数多く行った」と語った。

キリスト教中道民主連合(UDC)のカジーニ党首はスカイTG24 に対し、「ファシズムの誤りは人種法だけでなく、その起源までさかの ぼる。独裁体制の長所について語るのは完全に間違っている」と批判。 ベルルスコーニ氏はその後発表した声明で、2月24、25日の議会選挙に 向けた選挙戦の妨害を狙って「左派の一部」が自らの発言を政治的に利 用したと反論した。

原題:Berlusconi Praises Mussolini Regime on Holocaust Remembrance Day(抜粋)

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