米国債利回り、G7比で1年半ぶり高水準-ソロス氏の警告で

米国債利回りは、他の主要7カ国 (G7)の国債利回りとの比較で1年半ぶり高水準となった。資産家で 投資家のジョージ・ソロス氏が、景気回復で借り入れコストが押し上げ られると警告したことが影響した。

ブルームバーグのデータによると、米国を除くG7諸国の国債の指 数を構成する債券は、米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド) が17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、2011年7月以来最 小となった。ニューヨーク連銀のウェブサイトによると、米連邦準備制 度は28日、景気下支えに向けた経済への資金供給計画の一環として、償 還期限が2036年から42年までの米国債を最大17億5000万ドル(約1590億 円)購入する計画。

SMBC日興証券の嶋津洋樹債券ストラテジストは、米国では景気 回復が続いており、インフレ期待は上昇基調にあると指摘。米国債は魅 力的でないと述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、日本時 間28日午後0時17分現在、米10年債利回りは前週末比ほぼ横ばい の1.95%。同年債(表面利率1.625%、2022年11月償還)の価格は97 5/32。

ソロス氏は26日、スイスのダボスで開かれていた世界経済フォーラ ム(WEF)年次総会(ダボス会議)でブルームバーグ・ニュースのイ ンタビューに応じ、「景気が実際に勢いづき、システムに注入された資 金の活用も軌道に乗れば、金利は急上昇し、回復を阻むことになる」と 警鐘を鳴らした。

原題:U.S. Yield Highest Versus G-7 Since 2011 as Soros Warns on Rates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE