国交省:バッテリー内部に問題なし-GSユアサ立入検査で

国土交通省航空事業安全室の高野滋 室長は28日、ボーイング787型機の不具合問題で、バッテリーメーカ ーのジーエス・ユアサ・コーポレーションに立ち入り検査していた結果 について「バッテリー内部で不具合を生じる問題は基本的に無かったと 報告を受けている」と述べた。

高野氏らがバッテリー不具合の原因調査の経過と今後の予定を記者 団に説明。その中で、同氏は、GSユアサの立ち入り検査は28日午前で 終了し、これまでの立ち入り検査の報告を受けたことを明らかにした。

高野氏は「品質管理面でいくつかの問題があったとの報告を受けて いる」としながらも、詳細については現時点では明かせないとした。そ の上で、高松空港への緊急着陸のトラブルに「直結する問題があったか どうかは現時点で不明」と述べた。

ボストン空港でのトラブルを含めたB787のバッテリー不具合に ついて、同氏は「現時点では原因は不明だ」とし、「今後何か疑わしい ことが判明したときに、これまでの検査結果を当てはめて原因になるか どうかを判断することになり、現時点でははっきりしたことは言えな い」と説明した。

また同省は、藤沢市のバッテリーの監視装置メーカーへ米FAA (米航空連邦局)とともに立ち入り検査を同日午後から始めるとしてい る。一方、燃料漏れを起こしたトラブルについて、英国のアクチュエー ター検査に派遣した職員は週末に帰国。28日午前に燃料バルブの問題で 米ボーイング社を含めた会議を開いた。

国交省は28日までに、B787のトラブルに関連したバッテリーの 製造年月日と使用時間を開示した。ボストンの空港で出火したAPUバ ッテリーは、2012年9月製造で使用時間は169時間。また高松でのメイ ンバッテリーは11年11月製造で使用時間は456時間だった。GSユアサ 製のトラブルを起こした2つのバッテリーは、別の時期に作られたもの であることが判明した。

GSユアサ株は、国交省の発表後、大幅に上昇。一時、前週末比22 円(7.0%)高の336円まで買われた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE