個別銘柄と市場全体の株価連動性低下、買い好機-モルガンS

世界の株式市場では過去6年間、個 別銘柄の株価が概して市場全体に連動した動きを示してきたが、このと ころ株価の連動性がかつてない急ピッチで失われつつある。これは、金 融危機で落ち込んだ投資家の信頼感がようやく戻りつつあることを示す 兆候と受け止められる。

FTSE全世界・先進国指数を構成する2073社の株価連動性の指標 は昨年6月以降で31%低下し、少なくとも1993年以来で最も大幅な下げ を記録した。ソシエテ・ジェネラルとブルームバーグの集計データで明 らかになった。同指標は先月末には2007年以来の低水準に達した。

個別銘柄はこれまで、信用収縮や欧州債務危機、米財政協議の行き 詰まりなどに反応してきたが、現在は業績や合併観測が材料となってい る。ブルームバーグがまとめたデータによれば、1998、2003年には連動 性低下が買いのシグナルとなっており、今年も1月のS&P500種株価 指数の大幅上昇と時期が重なった。今年は1月としては1997年以来で最 大の上げ相場となった。

モルガン・スタンレー・オルタナティブ・インベストメント・パー トナーズのヘッジファンドチームのマネジャーとして150億ドル(約1 兆3600億円)相当の資産の管理運用に携わるホセ・ゴンザレスへレス氏 は「目利きの投資家やイベントドリブン型の投資家は、全銘柄が同じ方 向に上げ下げする状況に反して付加価値が報われる。これほど連動性の 低下が続くトレンドは初めてだ」と述べた。

原題:Global Stock Correlations Plunging Make Morgan Stanley a Buyer(抜粋)

--取材協力:Sarah Pringle.

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