ソブリン債保有リスク、2年ぶり低水準-世界経済の回復意識

ソブリン債を保有するリスクがこの 2年で最い低い水準に低下した。投資家が世界経済の回復に目を向ける 中、最もリスクの高いソブリン債の価格がさらに上昇する準備が整いつ つある。

ムーディーズ・アナリティクスによれば、ソブリン債に織り込まれ たリスクの量は2011年以来最も少なく、80余りの債券市場を対象とする インプライド格付けの平均はジャンク(高リスク・高利回り)級の一歩 手前の「Baa3」から「Baa2」に押し上げられた。また、ブルー ムバーグとビアンコ・リサーチの集計によると、クレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)のデータは、09年以後に世界の中央銀行が5兆 ドル(約455兆円)余りを市場に供給したことによりソブリン債の安全 性が一段と高まったことを示している。

ポルトガルとアイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの債券 は昨年プラス18.5%のリターンを上げたが、投資家にさらに利益をもた らす可能性がある。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの 指数によれば、これらの国の国債は米国債を平均2.57ポイント上回るリ ターンを上げ、過去10年の平均である1.26ポイントの倍の水準となっ た。

ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメント で445億ドル相当の運用に携わるジャック・マッキンタイア氏は22日の 電話インタビューで、「依然としてリスクは存在するものの、一連の緩 和措置で世界経済がリフレに向かうお膳立てができた」と語った。同氏 はブラジルとポルトガル、イタリア、アイルランドの債券を購入してい るという。

原題:Default Swaps Upgrade Sovereign Ratings From the Brink of Junk(抜粋)

--取材協力:John Detrixhe.

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