欧州債:イタリア債下落、消費者信頼感が悪化-英独債も軟調

28日の欧州債市場では、イタリア10 年債が5営業日ぶりに下落。同国の1月の消費者信頼感が15年余りで最 低の水準まで落ち込んだことが同国債の需要に響いた。

イタリア2年債は8日ぶりに下げた。この日の入札ではゼロクーポ ン債とインフレ連動債計66億3000万ユーロを発行。10年債利回りは先 週、約2年ぶり低水準を付けていた。総選挙を2月24、25日に控える同 国の中央銀行は今月、2013年の経済成長率見通しを下方修正した。ドイ ツ国債も安い。1年物証券入札で落札利回りはここ7カ月で初めてプラ スとなった。

DZ銀行(フランクフルト)のアナリスト、クリスティアン・レン ク氏は「イタリアをめぐる不安がややある」とし、「選挙絡みの話で政 治圧力が高まり、国債への重しとなっている可能性がある」と語った。

ロンドン時間4時45分現在、イタリア10年債利回りは前週末比8ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.21%。25日に は4.07%と、2010年11月以来の低水準を付けた。同国債(表面利 率5.5%、2022年11月償還)価格はこの日、0.685下げ110.57。2年債利 回りは8bp上昇し1.57%。

イタリア国家統計局(ISTAT)の発表によれば、同国の信頼感 指数は84.6と、昨年12月の85.7を下回り、統計開始の1996年以来の最低 を記録した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト12人の 予想中央値は86だった。

ドイツ10年債利回りは6bp上げ1.70%。一時は1.71%と、昨年9 月17日以来の高水準に達した。ドイツ連邦銀行(中央銀行)は1年物証 券の平均落札利回りが0.1319%になったと発表。ブルームバーグのデー タによれば、これは11年10月以来の高水準。

英国債

英国債相場は3営業日続落。イングランド銀行(英中央銀行)次期 総裁に7月就任するカーニー・カナダ中銀総裁が、世界各国・地域の中 銀には必要な場合に金融政策を一段と緩和できる余地があると発言した ことが材料視された。

カーニー総裁は26日、先進国の政策は「限界に達しておらず」、イ ンフレ目標の達成で中銀は柔軟に対応できると、スイス・ダボスでの世 界経済フォーラム(WEF)年次総会で語った。

10年債利回りは5bp上昇し2.10%。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格は0.395下げ96.95。

原題:Italian Bonds Fall After Confidence Drops; Germany’s Yields Rise (抜粋) Pound Weakens Third Day on Carney Comments; Inflation Bets Rise (抜粋)

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