武田薬の糖尿病治療薬「アログリプチン」、米FDAが承認

米食品医薬品局(FDA)は武田薬 品工業の2型糖尿病治療薬「アログリプチン」を承認した。同社が最初 に販売許可を申請したのは約5年前。主力の糖尿病治療薬「アクトス」 は昨年8月に特許切れとなった。

武田薬と提携先の米フリエックス・ファーマシューティカルズは FDAからアログリプチンのほか、合剤2種類の承認を受けた。FDA は25日の発表資料の中で「アログリプチンは食事後のインスリン放出を 刺激する機能があり、血糖値の抑制促進につながる」と指摘した。

また武田薬の米国子会社のダグラス・コール社長は発表資料で、 「何百万人もの人が糖尿病に苦しんでいる。糖尿病研究の主導役として 当社は患者の治療促進に向け取り組むとともに、こうした増大する患者 人口のニーズに応えるために貢献しようと専念している」と語った。

アクトスの後発薬参入による売り上げ減で武田薬は新たな収入源を 求めていた。FDAはこれまで、武田薬のアログリプチンの承認を2回 見送っていた。同社は2013年半ばから今回承認された治療薬の販売を開 始する計画を明らかにした。

武田薬のアログリプチンの承認が最初に見送られたのは09年6月。 FDAは08年12月に公表した糖尿病治療薬と心血管リスクに関する新た なガイドラインに基づき、臨床試験データが不十分だとの見解を示して いた。武田薬は追加試験を実施してデータを再提出したが、FDAは昨 年4月、米国外での同薬の使用をめぐる追加データを要求した。

武田薬にとってアクトスの売上高は11年3月期に過去最高の45億ド ルとなり、全体の売上高の27%を占めた。同社は15年3月期の純利益 が13年ぶり低水準の1200億円に減少すると予想している。

原題:Takeda Wins U.S. Approval for Diabetes Drug to Succeed Actos(抜粋)

--取材協力:Anna Edney.

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