自民党の石破幹事長:今後は成長戦略重要-新総裁、首相と考え近い人

自民党の石破茂幹事長は27日、物価 目標を盛り込んだ政府と日本銀行の共同声明をめぐり、目標達成に政府 も共同責任があるとして今後は成長戦略が重要だとの認識を示した。

石破氏はNHK番組で、物価上昇は経済成長のための手段であり目 的ではないとして、経済成長の手法を講じる必要性を強調した。例とし て企業の内部留保が労働者の賃金上昇に回ることを政策面で後押しする 必要があるとし「優遇税制をとったとしても企業が乗らなければ賃金は 回らないわけで、実効性の検証もしなければならない」とも語った。

日銀は22日の金融政策決定会合で物価上昇率2%目標を含む金融緩 和策を決定、白川方明総裁は会見で金融緩和以外に「さまざまな主体に よる成長力強化の取り組みが非常に重要だ」と述べている。第183通常 国会は28日召集され、安倍晋三首相が午後に所信表明演説をする。

通常国会では、4月8日に任期を迎える日銀総裁の後任人事も焦点 の1つになる。石破氏は、日銀総裁にふさわしい条件として「政府と意 識を共有し、責任を共有できる人。この国家の危機に共通の意識をもっ て立ち向かえる人」と言及、出身母体にはこだわらない考えも示した。 また安倍首相と「考え方が近い人でないと意味はない」とも語った。

日銀総裁などの国会同意人事で、国会提示前に報道された人事案は 受け付けないとする事前報道ルールについては「改めていくべきだ」と 述べた。その上で「衆参の議院運営委員会できちんと議論をしてまず与 党が認識を共有し、野党のご理解を得る」という考えも示した。

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