【ECB要人発言録】ユーロ圏覆う暗黒の雲は後退-ドラギ総裁

1月21日から27日までの欧州中央 銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<1月26日> クーン・ベルギー中銀総裁(ダボスでのインタビューで):国債購入プ ログラム(OMT)が使われることがないのが理想的な状況だ。これは 核抑止力のようなものだ。各国政府が緊縮措置を緩めるリスクなど、利 用時には必ず新たな疑問、新たな問題を生む。

<1月25日> ドラギ総裁(WEF年次総会での討論会で):財政健全化は不可避で、 これが短期的に経済を縮小させる傾向があることは否めない。だが、状 況は昨年よりかなり良好だ。ECB内の認識は、経済活動は極めて低い 水準ながらも安定化しつつあるというものだ。今年下期には緩やかな回 復を予想している。

クーン・ベルギー中銀総裁(米紙WSJとのインタビューで):ユー ロ・ドル相場に「当面」問題はない。日銀の積極的な緩和政策は為替相 場に影響を与え、危険な状況につながる恐れがある。ECBの政策金利 引き下げや他の措置による追加的な金融緩和の必要性はない。

<1月22日> ドラギ総裁(フランクフルトで講演):ユーロ圏を覆っていた暗黒の雲 は後退した。欧州の指導者らは、通貨同盟が金融同盟、財政同盟、真の 経済同盟、そして最終的には政治同盟の深化によって補完される必要が あることを認識した。

アスムセン理事:キプロス問題を無視してはならない。キプロスにおけ る無秩序な動きがユーロ圏の安定の進展を損なう恐れがある。

<1月21日> バイトマン独連銀総裁(フランクフルトで講演):新政権が中央銀行の 職務に大々的に干渉し、一段と積極的な金融政策を求めて圧力をかけ、 中銀の独立性に終止符を打ちかねない警戒すべき行動が、ハンガリーや 日本で既に見られる。その結果として、意図的かどうかにかかわらず、 為替レートがますます政治問題化しかねない。

クーレ理事(ブリュッセルでのイベントで発言):構造改革こそが債務 危機解決の鍵となる。経済の持続可能性を回復するには社会契約を見直 す必要がある。

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