米アップル:中国の労働条件改善で内部監査を強化-報告書

納入業者の労働条件改善に取り組ん でいる米アップルは、業者に対する内部監査で、未成年者を雇っていた 中国の人材仲介業者を特定した。アップルは内部監査を強化している。

アップルが25日公表した納入業者の責任に関する年次リポートによ ると、製造業者1社は16歳未満の子どもを74人雇用していた。ま た、158カ所の製造施設では、自社の納入業者に関する監査の手続きが 不十分だったか、適切に実施されていなかった。

台湾の鴻海精密工業の中国子会社、富士康科技集団(フォックスコ ン)などの納入業者の労働条件をめぐって批判を受けたアップルは昨 年、公正労働協会に加盟し、労働者の権利や法律、安全に関する訓練を 受けた従業員を2倍に増やした。また、環境面の特別監査にも着手した ことを明らかにした。

アップルのオペレーション担当上級副社長、ジェフ・ウィリアムズ 氏は「空気や水のサンプルを採取したり、廃水処理システムの能力も調 査している。多くの問題が発見されており、われわれはそれらに対処し ている」と説明した。

アップルは14カ国で150万人の労働者を対象にした393件の監査結果 をまとめた。リポートによると、28件は抜き打ち検査だった。2012年は 検査件数を前年の229件から72%増やした。

同社は労働者100万人の労働時間も調査。納入業者が週60時間の上 限を順守している割合は昨年の報告の38%から92%に改善された。週平 均労働時間は50時間未満だった。

年次リポートによると、就労者の年齢を実際より高く見せかけるた め家族と共謀して書類を改ざんした中国の人材仲介業者もアップルは特 定した。

原題:Apple Expands Audits, Says China Labor Agent Forged Documents(抜粋)

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