【個別銘柄】輸出上昇、ソニー活況、オービックやSUMCO高い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比2.2%高の4340円、東 芝(6502)が5.3%高、日立製作所(6501)が5.5%高など。きょうの外 国為替市場では円が対ドルで一時90円69銭と、2010年6月以来の円安値 を更新した。一段の円安を容認する日本政府高官の発言を手掛かりに円 売りが再燃した前日の流れを引き継いでいる。採算改善による業績期待 の買いが膨らんだ。電気機器と輸送用機器は東証1部業種別上昇率上 位。

商社株:三菱商事(8058)が3%高の1913円、三井物産(8031) が3.3%高、伊藤忠商事(8001)が3%高など。商社株がけん引する格 好で卸売業は東証1部業種別上昇率上位。米雇用関連指標の改善から、 きのうのニューヨーク原油先物相場は反発。野村証券では、大手商社5 社の決算予想をまとめてすべての投資判断「買い」を確認するととも に、各目標株価を引き上げた。このうち三菱商事については、石炭の出 荷数量回復で会社計画の上振れ期待が高まるだろうとしている。

ソニー(6758):8.5%高の1290円で、東証1部売買代金首位。官 民ファンドの産業革新機構と交渉中のリチウムイオン電池事業売却に関 し、技術の海外流出を避ける観点から日産自動車とNECの共同出資会 社との統合案が有力になっているとの報道が手掛かり。25日付読売新聞 朝刊は、ソニーが電池子会社の株式の大半を日産・NEC側に売却し、 機構も出資する案が軸になっていると報じた。

オービック(4684):4.9%高の1万9150円。4-12月決算で純損 益は103億円の黒字に転換(前年同期60億円赤字)したと発表。創立45 周年記念配実施で期末配当予想を200円から250円へ変更した。SMBC 日興証券では、第3四半期決算は想定線としながらも、バリュエーショ ンの基準期を13年3月期から14年3月期へシフトし、目標株価を1 万7500円から1万9500円に引き上げた。

ゴールドクレスト(8871):7%高の1507円。12年4-12月営業利 益は前年同期比36%増の47億6400万円となった。利益の見込める用地を 選別して取得することに努め、都心部を中心に高品質で競争力の高い新 築分譲マンションを供給してきたことなどが貢献した。

SUMCO(3436):4.3%高の918円。メリルリンチ日本証券で は、24日付の日経新聞朝刊が報じた業績観測記事(14年1月期は220億 円前後)について、売上高・営業利益の見通しが低すぎるとの印象と指 摘。同観測は数量の回復や為替の変化などを織り込んでおらず、同証券 の見解(14年1月期営業利益予想370億円)に影響するものではないと した。

日本電産(6594):1.7%安の5180円。13年3月期純利益予想を従 来比91%減の45億円に下方修正した。パソコンやデジタルカメラ関連な どの需要急減、構造改革費用などの計上を想定したことなどが要因。同 様に業績予想を下方修正した日本電産コパル(7756)や日本電産トーソ ク(7728)などのグループ企業もそろって安い。

ニトリホールディングス(9843):2.9%安の6670円。クレディ・ スイス証券では、投資判断を従来の「アウトパフォーム」から「中立」 へ引き下げた。急速な円安による輸入原価の上昇リスクにより、26期続 いた連続増益記録が来期に途絶える可能性が台頭してきた、と指摘。営 業利益予想を減額修正した。

大日本住友製薬(4506):12%高の1416円。がんの元になるとして 近年報告が相次ぐ「がん幹細胞」を攻撃する新しい抗がん剤の治験(臨 床試験)を、国内で始める計画を明らかにした、と共同通信が24日夜報 道。大腸がんを対象に近く厚生労働省に申請する予定で、実用化されれ ばこの種の薬では初めてという。同日昼のNHK放送を発端に報道が相 次いだことで、新薬に対する期待感がこの日も継続した。

小松ウオール工業(7949):10%高の1540円。13年3月期の営業利 益見通しを22億円から前期比2.3倍の28億5000万円に上方修正した。首 都圏の駅前再開発など大型新築ビルの移転需要を吸収し、売り上げを伸 ばしたほか、コスト削減など合理化を徹底したことが利益を押し上げ た。これまで1株当たり18円としていた期末配当を25円に増額、年間で は33円から40円に増やす方針。前期は28円。

プリマハム(2281):12%高の176円。12年4-12月営業利益は前 年同期比3%増の70億円だったもよう、と25日付の日本経済新聞朝刊が 報じた。店頭での提案営業を強化してソーセージなど食肉加工品が好調 で、同期間として4年連続の最高益だったという。

東京海上ホールディングス(8766):1.6%高の2669円。ゴールド マン・サックス証券では、海外事業担当役員への取材を通じ、同社の海 外保険事業の堅調な進展、およびリスク管理強化の具体的な施策を確 認。国内事業の収益性改善に一定のめどが立った今、同社の成長や利益 拡大の鍵は利益の3分の1を超える海外事業の成長であるなどとし、 「買い」の投資判断を継続した。

インデックス(4835):5.1%高の2050円。任天堂の据え置き機 「Wii U」向けに、両社のブランドのコラボレーションを前提とし た新作ロールプレイングゲームを開発すると25日に発表した。

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