ソニー株9カ月ぶり高値、電池売却で国内統合案が有力の報道

ソニー株価が約9カ月ぶりの日中高 値を記録。官民ファンドの産業革新機構と交渉中のリチウムイオン電池 事業売却に関し、技術の海外流出を避ける観点から日産自動車とNEC の共同出資会社との統合案が有力になっているとの報道が手掛かり。

株価は前日比6.9%高の1271円まで上昇し、昨年5月2日以来の日 中高値を付けた。午前11時10分現在は同74円(6.2%)高の1263円で、 国内上場株での売買代金は首位。日産株価は同3.3%高、NEC株は 同3.4%高まで買われている。

25日付読売新聞朝刊は、ソニーが電池子会社の株式の大半を日産・ NEC側に売却し、機構も出資する案が軸になっていると報道。2013年 度中の統合を目指しており、不調の場合は他企業との交渉に切り替える 可能性があると伝えた。ソニー広報の今田真実氏は電子メールで報道に ついて、発表したものではないとコメントした。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、ソニーは06年にリチウ ムイオン電池の発火事故で自動車用電池の進出が遅れたと指摘、売却交 渉について「事態が進行しているのであればポジティブだ」と述べてい る。円相場が対ユーロで下落している点も、株価上昇の理由に挙げた。

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