「787」バッテリー出火、設計上防止できたはず-米運輸安全委

米運輸安全委員会(NTSB)のハ ースマン委員長は24日、米ボーイングの最新鋭旅客機「787」(ドリー ムライナー)の運航停止のきっかけとなったバッテリーのトラブルは、 設計上防止できたはずだったとの見解を示した。

ハースマン委員長はワシントンでの記者会見で、「2週間で2件の バッテリーのトラブルが発生した」と述べた上で、「トラブルの詳細と 原因の究明に全力で取り組んでいる。極めて多くの防止機構がシステム 設計に組み込まれているにもかかわらずバッテリー出火に至った原因を 解明する必要がある」とした。

同委員長によると、調査担当者らは、7日に米ボストンで起きた日 本航空の同型機のバッテリートラブルに関してショートと熱暴走の証拠 を見つけたが、これらが出火の原因だったかどうかはまだ分からないと いう。

リチウムイオン電池の安全性問題で787型機は16日から全世界で運 行停止となっており、問題の解決ではNTSBの調査が重要な役割を果 たす。

ハースマン委員長は、「これは前例のない事象だ」と発言。「われ われは非常に懸念している。航空機内の出火は予期される事象ではな い」と語った。

同委員長は調査が「秩序だって」行われると述べ、原因特定にどの ぐらいの時間を要するかは明らかにしなかった。まだ実施していない多 くの試験のうちの一つは1週間かかるだろうとした上で、「あらゆる可 能性を排除しない」と語った。

NTSBの会見後、ボーイングは「787の調査の進展を歓迎する」 とし、運行再開に向け「休むことなく」取り組んでいると電子メールで 配布した資料でコメントした。

原題:Boeing Design Should Prevent Battery Fires, NTSB Chief Says (2)(抜粋)

--取材協力:Andrea Rothman、Mary Jane Credeur.

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