米マイクロソフト10-12月期:売上高は予想と一致

ソフトウエア最大手、米マイクロソ フトの昨年10-12月(第2四半期)決算は、基本ソフト(OS)「ウィ ンドウズ」の売り上げに支えられた。スマートフォン(多機能携帯電 話)やタブレット端末の人気の高まりでパソコン(PC)需要が弱くウ ィンドウズの出荷は低迷するとの懸念を和らげる内容となった。

24日の発表資料によると、売上高は法人需要に支えられ前年同期 比2.7%増の214億6000万ドル(約1兆9400億円)と、ブルームバーグが まとめたアナリストの予想平均とほぼ合致した。純利益は63億8000万ド ル(1株当たり76セント)と、前年同期の66億2000万ドル(同78セン ト)から3.7%減少したものの、アナリスト予想(1株当たり74セン ト)を上回った。

昨年はPC販売が減少したものの、企業は12年前に発売の「ウィン ドウズXP」など古いバージョンからのアップグレードを継続、サーバ ー用ソフトを購入した。PCメーカーの米ヒューレット・パッカード (HP)のトッド・ブラッドリー執行副社長によれば、最新OSの「ウ ィンドウズ8」は発売後最初の四半期には予想よりも低調だったが、こ うした不振を法人需要が軽減した格好だ。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジョシュ・オルソン氏は 「ウィンドウズへの期待は低かった」と述べ、「低い予想数字に合致し たため、楽観できる兆しとは考えない」と語った。

マイクロソフトの株価は決算発表後の時間外取引で一時、2.4%安 の26.96ドルに下落。2012年10-12月期に同社株は10%下落した。S& P500種株価指数は同期間に1%の値下がりだった。

新製品

マイクロソフトはPCからスマートフォンやタブレットへシフトす る顧客の流出に歯止めをかけるため、タッチスクリーン方式のPCに対 応したウィンドウズ8とタブレット端末「サーフェス」を昨年10月26日 に発売した。ウィンドウズ部門の売上高は前年同期比24%増の58億8000 万ドルだった。

複数年契約を結ぶ法人顧客の需要を反映し、将来の売上高の指標と される前受け収入は198億ドルと、ブルームバーグが集計したアナリス ト予想平均の191億ドルを上回った。

前受け収入を除いたベースの同部門の売上高は、サーフェスの販売 やアップグレード版購入などを追い風に11%増加したと、ピーター・ク ライン最高財務責任者(CFO)はインタビューで述べた。

法人需要

ウィンドウズ部門のタミ・レラー氏は今月8日、「8」の販売本数 が6000万本と、前バージョンの「7」とほぼ同じペースだと説明。この 数字にはアップグレード分とPCメーカーが事前にインストールするた めに購入した分が含まれるとしていた。

法人顧客はマイクロソフトが01年発売の「XP」のサポートを終了 することを理由にアップグレードを急いでいる。

市場調査会社IDCのアナリスト、ボブ・オドネル氏は「13年の最 大の話題の一つは、XPから7への企業の移行だ」と述べ、「まだXP で動いているPCは驚くほど多い。IT担当者はアップグレードする必 要がある。大半は新しいPCの購入でアップグレードすることになる」 と指摘した。

「8」発売後も09年投入の「7」搭載のPCは利用できる。

原題:Microsoft’s Windows Bolsters Sales in Challenging PC Market (2)(抜粋)

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