ドイツ銀クレジット営業部門で退社相次ぐ、幹部報酬見直しで

資産規模で欧州最大の銀行、ドイツ 銀行でパット・イオサ氏らクレジット・セールス担当幹部3人が今週に 入って相次いで退社した。同行は幹部報酬を削減している。事情に詳し い複数の関係者が明らかにした。

関係者によると、退社したイオサ氏とマイケル・カリー氏は共にマ ネジングディレクターで、同行で勤続10年以上だった。2010年に投資適 格級債券セールス担当ディレクターとして入社したジョン・レーブシェ 氏と、通貨セールス担当ディレクターのジョン・シルバー氏も退社し た。一連の退社は未公表だとして関係者は匿名を条件に明らかにした。

ドイツ銀行は収益性改善と資本増強を図るため、報酬の全面的見直 しを進めている。アンシュー・ジェイン共同最高経営責任者 (CEO、50)は、他社が同様の削減策をとらない場合には有能な従業 員を失うリスクがあるとの見解を示していた。2011年初め以降に退社し たニューヨーク在勤のドイツ銀行債券トレーダーは12人以上に上ってい る。

米金融取引業規制機構(FINRA)の記録によると、上級債券セ ールス担当者のイオサ氏は1999年にドイツ銀入り。カリー氏は2000年か ら同行に在籍していた。両氏は退社についてコメントできないと述べて おり、ドイツ銀のニューヨーク在勤広報担当、ルネ・カラブロ氏もコメ ントを控えた。

新規制

バークレイズや野村ホールディングスでの勤務歴もあるレーブシェ 氏に取材を試みたが現時点でコメントを得られていない。シルバー氏か らも返答はない。

ドイツ銀など欧州金融機関は、域内のソブリン債危機に見舞われる 中で、新規制で高リスク資産に対する準備金積み増しを迫られている。 ドイツ銀は昨年10月30日、1993人の削減を実施すること明らかにしてお り、投資銀行部門で814人のほか、主に証券部門で補助職617人を減らす としていた。

原題:Deutsche Bank Debt Salesmen Said to Leave Amid Pay Overhaul (1)(抜粋)

--取材協力:Nicholas Comfort、Stephanie Ruhle.

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