海外勢10週連続で日本株買い、個人再び売りに-1月3週需給

1月第3週(15-18日)の日本株市 場で、海外投資家は10週連続で買い越していたことが東京証券取引所の 公表データで分かった。およそ2年半ぶりの水準まで進んだ円安や米国 経済の回復期待を背景に、幅広い業種に海外勢の買いが入った。

東証が24日に発表した同週の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き2138億円 買い越した。前の週は2525億円の買い越しだった。

SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、海外勢の日本株買いは続い ているが、「物色対象は少しずつ変わってきている」と指摘する。第3 週の東証1部33業種の上昇率上位を見ると、機械や電機、化学など輸出 関連業種に加え、医薬品や食料品、陸運といったディフェンシブ業種も 並んだ。1位は海運だった。

1月3週の日経平均株価は前の週に比べ1%高の1万913円30銭 と、週ベースでは1987年4月以来の10週続伸。日銀の金融緩和への期待 や米国経済統計の改善などから17日には再度円安が加速し、ドル・円 は10年6月以来の1ドル=90円に乗せ、18日の取引で日経平均は303円 高と急伸した。

一方、個人投資家は2週ぶりに売り越しに転じ、売越額は123億 円。投資信託は5週連続(売越額367億円)、年金などの動きを示す信 託銀行は13週連続(同1645億円)、生保・損保は19週連続(同535億 円)と国内勢は総じて売り方の需給構図だった。

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