FRB議長、刺激策継続へ-次のFOMCはQEの期間を議論か

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長ら当局者は来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC) で、債券購入を推し進める可能性が高い。ただ、購入終了時期に関する 議論も行うものとみられる。終了時期についての議論は昨年12月に始ま った。

雇用情勢はバーナンキ議長が資産購入を停止する前に確認したいと している「相当な」伸びをまだ示していない。失業率は2009年1月以 降、7.8%以上で高止まりしている。議長は事実上のゼロ金利政策を維 持しており、FRBのバランスシートは過去最大の2兆9700億ドル (約265兆円)に膨らんだ。一方でインフレ率は現在1.4%で、FOMC の参加者19人全員が差し迫った脅威はないとみている。

07年から11年にバーナンキ議長の国際経済最高顧問を務めたネイサ ン・シーツ氏は、米国債450億ドルと住宅ローン担保証券(MBS)400 億ドルを毎月購入する現行のプログラムがFOMCで支持されると議長 は期待できると言う。6人のFRB当局者はインタビューや講演で、当 局は景気刺激策をまだ縮小しないとの認識を示している。今年の FOMCでは、記録的規模の金融緩和を支持するシカゴ連銀のエバンス 総裁とボストン連銀のローゼングレン総裁の2人が投票権を持つ。

シティグループの国際経済担当グローバル責任者を務めるシーツ氏 は、1月30日発表のFOMC声明は「雇用市場がもっと目立った回復の 兆しを見せるまでは、異例の景気刺激策を続ける方針を強調するだろ う」と予想。「議長はFOMCと政策の全体的な軌道をしっかりと掌握 しているようだ」と付け加えた。

来年1月で任期を終えるバーナンキ議長は先週、昨年12月の失業率 について、失業者の39%が半年以上も仕事のない現状では特に「受け入 れられない」と述べている。

資産購入の縮小議論

シーツ氏によると、来週29-30日に開かれるFOMCは、債券購入 プログラムを縮小する時期について議論するとみられる。昨年12月11 -12日開催のFOMCでこの点が議論されたことは、1月3日に公表さ れた議事録で明らかになり、株価は下落し、債券利回りが上昇した。

バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、ディーン・マキ氏は 「市場は議事録に過剰反応した」と指摘。FOMCは「失業率が着実に 低下する場合には」今年半ばごろに購入ペースを落とすだろうが、年内 は債券購入を続けるだろうと予想した。

原題:Bernanke Seen Pressing On With Stimulus as Fed Debates QE Length(抜粋)

--取材協力:Joshua Zumbrun、Aki Ito.

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