北京の記録的なスモッグ、外国車メーカーには恩恵か

北京のスモッグが先週あまりにひど くなり、タクシーを運転していた焦全友さんは前の車に危うく追突しそ うになった。タクシードライバーとして12年の経験がある焦さんは「前 の車が見えなかった」と話す。

北京は今月に入って記録的な大気汚染に見舞われている。これを収 益源にしようしているのが外国の自動車メーカー各社だ。北京以外で も、世界最大の自動車市場である中国では多くの都市がここ数週間にわ たり有毒なスモッグに覆われており、中国当局は欧州並みの排ガス規制 を検討している。

業界を調査するインテリジェンス・オートモーティブ・アジアによ れば、今年の販売台数が2000万台を突破すると見込まれる中国自動車市 場での新たな規制が米ゼネラル・モーターズ(GM)やドイツのフォル クスワーゲン(VW)、韓国のヒュンダイモーターカンパニー(現代自 動車)に恩恵をもたらす可能性がある。新規制が導入されれば、多くの ドライバーが新車を購入する公算が大きい。大半の中国車メーカーと違 い、外国メーカーはより厳しい世界的な排ガス基準に対応した自動車を 生産することができる。

インテリジェンス・オートモーティブのマネジングディレクター、 アシュビン・チョータイ氏(ロンドン在勤)は、「外国の乗用車・トラ ックメーカーは全社が先進的な排ガス基準に対応可能で、何の問題もな いだろう。中国ブランドの車は不利になる」と述べる。VWの広報担当 者クリストフ・ルードウィグ氏(北京在勤)は、同社は基準強化に「十 分備えている」と話している。

中国民族証券によれば、当局が古いバスを電気自動車に入れ替える 取り組みを急げば、投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資・保 険会社バークシャー・ハサウェイも出資している電気自動車製造の比亜 迪(BYD)などの受注が増える可能性もある。

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