シティ前CEOやザッカーバーグ氏ら欠席者が映すダボス会議

スイスのダボスで開催中の世界経済 フォーラム年次総会への出席者を見れば、誰が政財界をリードし、その 立場を目指すのはどんな人々かといった状況が分かるが、欠席者に注目 するとこの会議の違った側面が見えてくるかもしれない。

今週配布された会議の参加者リストによれば、インターネット検索 最大手、米グーグルのエリック・シュミット会長やソーシャル・ネット ワーク・サービス(SNS)最大手、フェイスブックのマーク・ザッカ ーバーグ最高経営責任者(CEO)らが欠席。昨年参加したシティグル ープのビクラム・パンディット前CEOのほかドイツ銀行やスイスの UBSの元会長の姿も見えない。

企業の成長度合いや重点の置きどころが変わったり、一部の幹部ら がスキャンダルや経営責任を問われて失脚したりした結果、この会議に 出席する約2600人の顔触れも変化している。出席者リストによると、昨 年参加した企業の会長あるいはCEO230人以上が今年は欠席。一方、 昨年は出席していなかったほぼ同数の人々が今年は参加する予定だ。

非政府組織(NGO)のインスティチュート・フォー・ラージスケ ール・イノベーションの創設者、ジョン・カオ氏はダボス会議に十数回 招待され出席してきたが、今年は欠席した。「議論したいテーマを持っ てダボスに足を運んでも目的が達せられなければ参加する理由はほとん ど見いだせない」と指摘。「不便な場所だし、あつれきも多い。それに 寒い。そこに行く道のりだけでもとても大変だ」と語る。

各国のイノベーション向上を支援するカオ氏は、イーラーニング (情報技術を利用した学習)の新事業数件に関連した仕事で多忙なため 今年は招待を希望しなかった。創設当時は、ダボス会議への出席は世界 のリーダーたちに会う効果的な手段だった。同氏の団体は今では46カ国 とつながりがある。

ダボス会議のシニアディレクターで情報技術・通信業界担当責任者 のアラン・マーカス氏は「事業が軌道に乗ると企業は現時点でのダボス 会議出席がさらなる成長につながるかどうかを自問する」と指摘。一部 の企業は数年間欠席するかもしれないが、「異なる局面に達すれば戻っ てくる」と述べた。

原題:Davos No-Shows Vikram Pandit to Eric Schmidt Aren’t Among 2,600(抜粋)

--取材協力:William Barlow、Carol Hymowitz、Amanda Gordon (Hr)、Matthew G. Miller、Keith Naughton、Brian Womack、Douglas MacMillan、Ari Levy、Frederic Tomesco、Simon Kennedy、John Fraher、Victoria Cochrane.

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