中国、新指導部の政策で再び景気過熱リスク-元人民銀委員

中国では新たに着任した地方政府の 指導者が地域の発展を促そうと取り組んでおり、中国経済の景気過熱リ スクが再び浮上している-。中国人民銀行(中央銀行)で金融政策委員 をしていた樊綱氏はこうみている。

樊氏は23日、スイスのダボスでインタビューに応じ、「どうやって 景気過熱を防ぐかが新たな問題となっている」と言明。景気が過熱すれ ばインフレや資産バブルを加速させ、政府の規制実施を促すことになる とし、「この種の複雑な状況が戻ってきた」と述べた。世界経済フォー ラム(WEF)年次総会に参加している樊氏は、2006年から10年まで人 民銀貨幣政策委員会の委員だった。

現在は中国経済改革研究基金会の国民経済研究所所長をしている樊 氏は、「中国が今年は8%を若干上回る成長率を達成し」、今後数年の 8%成長の基盤を築くことができることを本当に望んでいると語った。 都市機能とインフラの整備を重視する政府方針を背景に「実際に勢いが 戻ってきた」と指摘した。

輸出の伸びが鈍る中、昨年11月に中国共産党のナンバー2となった 李克強副首相は都市化を経済成長のけん引役として提唱している。李副 首相は今年3月に首相に就くことが確実視されている。

樊氏は海外資金が流入するとして、人民元が今年ドルに対し「緩や か」に上昇するとの予想を示した。12年の人民元上昇率は約1%と、3 年ぶりの低水準だった。

樊氏は、中国政府が今年、金利、特に預金金利に関する規制をさら に緩和する可能性があるとも説明、「この種の自由化を求める声は実際 にあり、自由化での大きな問題はないとみられている」と述べた。

原題:China Overheating Risk Resurfaces in Ex-PBOC Adviser’s View(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE