米国株:買い優勢、好決算や失業保険申請件数に反応

米株式相場は買いが優勢。新規失業 保険申請件数の減少や市場予想を上回る好決算が好感された。一方、ア ップルは4年ぶりの大幅安となった。S&P500種株価指数は一時1500 を上回る場面があった。

時価総額で世界最大のアップルは12%安。同社の昨年10-12月(第 1四半期)決算は利益が伸びず、増収率も14四半期で最低となった。マ イクロソフトは通常取引終了後の時間外取引で下落。同社は通常取引終 了後に決算を発表した。一方ネットフリックスは急伸。10-12月(第4 四半期)決算で、契約者の伸びが予想を上回り、予想外の黒字を達成し たことに反応した。

ニューヨーク午後4時時点での米証券取引所全体の騰落比率は約4 対3。S&P500種株価指数は前日比ほぼ変わらずの1494.82。一 時0.5%上昇する場面もあった。ダウ工業株30種平均は46ドル(0.3%) 上げて13825.33ドル。

ボストン・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、マイケ ル・ボーゲルザン氏は「S&P500種が1500に達するという話はこのと ころ出ていた」とし、「問題は『ここからどこへ向かうのか』だ」と続 けた。アップル株の下落については、「株価の適正水準を理解するとい う点で非常に興味深いケースだ。明らかに市場はあまり分かっていな い」と指摘した。

相場は前日上昇。下院が連邦債務の上限を一時的に無効にする法案 を可決したことが手掛かり。グーグルやIBMの好決算も材料視され た。S&P500種は年初来で4.8%高。過去最高値の1565.15を4.5%下回 っている。ダウ平均は2007年10月に付けた最高値14164.53ドルまであ と2.5%という水準にある。

企業決算

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種採用企業 のうち決算を発表した134社の約75%で利益が予想を上回っている。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は、前週から5000件減少して33万件。また米民間調査機関コンファレン ス・ボードが24日発表した12月の米景気先行指標総合指数(LEI)は 前月比で0.5%上昇した。

オークブルック・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、 ギリ・チェルクーリ氏は電話取材で、「市場はとにかくさまざまな企業 の決算内容を消化しようとしている」とし、「景気の改善が感じられる 限り、株式相場は堅調に推移するだろう」と続けた。

アップル急落

アップルは12%安の450.50ドル。同社が前日発表した第1四半期決 算は利益が伸びず、生産コスト増加などによる業績への影響が懸念され た。

同社は1-3月(第2四半期)の売上高見通しを410億-430億ドル とした。アナリスト予想平均は455億ドルだった。

マイクロソフトはニューヨーク時間午後5時8分現在、1.8%安 の27.13ドル。10-12月(第2四半期)決算では、純利益が前年同期比 で減少した。

テクノロジー株の指数は2%安と、S&P500種の業種別10指数で 最大の下げとなった。

ネットフリックスは42%高の146.86ドル。同社の発表によれば、10 -12月期は米国内のオンライン契約者数が205万人増えて2720万人に達 した。これが追い風となり、1株当たり13セントの黒字となった。ブル ームバーグがまとめたアナリスト28人の予想平均は1株当たり13セント の赤字だった。

原題:Most U.S. Stocks Rise as Earnings, Jobless Data Overshadow Apple(抜粋)

--取材協力:Corinne Gretler.

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