ブレントとWTI価格差、6-12ドルに縮小か-モルガンS

北海ブレント原油とウェスト・テキ サス・インターミディエート(WTI)の価格差が年末までに1バレル 当たり6-12ドルに縮小するとの見通しを、米モルガン・スタンレーが 示した。新パイプラインの稼働でオクラホマ州クッシングの余剰在庫が 減り始めるため。

モルガン・スタンレーのアナリスト、フセイン・アリディナ氏は23 日、電子メールで送付したリポートで、価格差は1-3月に15-19ドル に縮小し平均は16.50ドルになると予想。10-12月には11.50ドルに縮小 するとみている。

キーストーンXLパイプラインが稼働を開始し、カナダのオイルサ ンドから抽出された原油が米メキシコ湾岸地域に輸送される。エンター プライズ・プロダクツ・パートナーズとエンブリッジが運営するシーウ ェイ・パイプラインは今月11日に拡張され、日量最大40万バレルをクッ シングからメキシコ湾岸に輸送する能力を持つが、アリディナ氏は余剰 在庫解消にはつながらないとみている。

アリディナ氏は「価格差の縮小見通しは誇張されている。今年上期 はクッシングとテキサス州西部からの油送で米中部の原油需給バランス に対する圧力が緩和されるが、クッシングの余剰在庫を解消するには不 十分だろう」と述べた。

ブレントとWTI期近物の価格差は今年に入って、平均17.31ド ル。シェール(頁岩層)ブームで原油生産が増加し先物の受け渡し地点 であるクッシングの在庫が積み上がったためWTIは昨年7.1%下落し た。昨年のブレントとWTIの価格差は平均17.47ドル。10年までの5 年間ではWTIの方がブレントを約7セント上回っていた。

原題:Brent Premium to WTI to Fall This Year, Morgan Stanley Says (1)(抜粋)

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