今日の国内市況(1月22日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日続落、日銀緩和失望の円高嫌気-昨年11月来の連続安

東京株式相場は3日続落。日本銀行の新たな金融緩和策決定後に為 替が円高方向に振れていることを嫌気し、自動車やゴム製品、電機など 輸出関連株が安く、証券や保険など金融株も売られた。海運株のほか、 一部アナリストが業界判断を引き下げたパルプ・紙株も業種別下落率の 上位を占めた。

TOPIXは前日比13.36ポイント(1.5%)安の887.79で終了。日 経平均株価は222円94銭(2.1%)安の1万486円99銭と、昨年12月28日 以来の安値で終えた。3日続落は、TOPIXで昨年11月14日(5日続 落)、日経平均で同13日(7日続落)以来。11月14日に衆院解散の流れ が決まった以降では初めてだった。

アイエヌジー投信の王子田賢史インベストメント・マネジャーは、 「日銀会合の結果はマーケットで織り込み済みの内容だった」と指摘。 注目されていたイベントがひとまず通過し、「為替市場でショートポジ ションの積み上がっていた円が買い戻されると同時に、上昇基調を続け ていた日本株に手じまい売りが膨らんだ」と話した。

●債券先物反落、輪番オペ弱めで中期債安い-入札前でも超長期に買い

債券先物相場は反落。日本銀行が実施した国債買い入れ輪番オペの 結果が弱めとなり、2年など中期ゾーンが安くなった。半面、20年債入 札の前日にもかかわらず、超長期債は買いが優勢の展開となった。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比8銭安の144円37銭で取 引開始。いったんは144円40銭まで戻したが、その後はじり安となり、 午後の開始後には144円26銭まで下落。終了にかけてやや持ち直し、結 局は寄り付きと同じ144円37銭で引けた。

SMBC日興証券金融経済調査部の山田聡部長は、輪番オペの結果 が弱めとなり、それを受けて中期ゾーンに売りが出ていると指摘。「き のう追加緩和が決まりいったん材料出尽くしとなっている。5年債利回 りは、付利(超過準備預金に付く金利)の引き下げ期待などで低下した 反動も出ている」との見方も示した。

●円が対ドル1週ぶり高値、会合通過-物価目標の早期達成に懐疑的

東京外国為替市場では円が対ドルで続伸し、1週間ぶり高値を付け た。日本銀行の金融政策決定会合を通過し、材料出尽くし感が広がる 中、2%の物価目標の早期達成に対する懐疑的な見方もくすぶり、円は 午後に一段高となった。

この日のドル・円相場は、おおむね1ドル=88円後半で推移してい たが、午後には前日に付けた円高値(88円37銭)を突破し、一時88円06 銭まで円高が進行した。ユーロ・円相場も1ユーロ=118円前半から一 時4営業日ぶりの水準となる117円06銭まで円買いが進んだ。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の村田雅志通貨ストラ テジストは、金融緩和に対する期待先行でドル・円も株も上がってしま っていたため、「目先はスピード調整が強まる」と予想。ただ、「これ で円売り局面が終わったわけではなく、一大イベント通過で一服したと いう程度」と言い、今後も金融緩和への期待が出やすいため、どんどん

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