ダボスの誓いは空しい響き-大き過ぎて管理できない銀行に逆風

米シティグループのビクラム・パン ディット前最高経営責任者(CEO)や英バークレイズのロバート・ダイ アモンド前CEOなど、世界の大手銀行の首脳は、金融危機後の銀行業 界の信頼を回復させるとした世界経済フォーラム(WEF)年次総会 (ダボス会議)での約束を果たすことができなかった。

スイス最大の銀行UBSのアクセル・ウェーバー会長(前ドイツ連 邦銀行総裁)は、彼らとは異なる手法を採用している。すなわち銀行の 事業規模の縮小だ。スイスのリゾート地で今週開かれる今年のダボス会 議で、同会長は他の5人と共に共同議長を務める。

ウェーバー氏のUBSは、世界の大手金融機関の中でも最も過激な 荒療治を断行している。ダボス会議には同氏のほか、世界の9大投資銀 行のCEOも出席する。これらの銀行は昨年、マネーロンダリング(資 金洗浄)や金利の不正操作、トレーディング損失といった不祥事に関与 し、過去最高の制裁金を科されるなど責任を問われており、いずれも世 論の逆風にさらされている。

UBSの米州部門の広報責任者を務めていたマーク・アリーナ氏 は、いずれのスキャンダルも「その行為が不当で容認できないと表現さ れた翌週にさらに別の問題が発覚する始末だ」と指摘。「これらの金融 機関が大き過ぎてうまく管理できないだけではないのかという疑いが、 監督当局だけでなく一般市民の間でも広がっている」と話している。

原題:Banks Too Big to Manage Find Davos Vow of Trust Too Hard to Win(抜粋)

--取材協力:Elena Logutenkova、Nicholas Comfort.

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