グーグル株、時間外で5%高-予想上回る利益にペイジ氏楽観

インターネット検索最大手、米グー グルの株価が22日の時間外取引で上昇した。同日発表した昨年10-12月 (第4四半期)決算は、年末商戦で広告主が支出を増やしたことを受け て、利益がアナリスト予想を上回った。

発表資料によると、一部項目を除いた利益は1株当たり10.65ドル に増加した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は10.50ドルだ った。純利益は6.7%増の28億9000万ドル(約2550億円)、1株8.62ド ルとなった。

小売業者がネット広告に資金を振り向け、ギフト購入シーズンが延 長されたことを背景にグーグル向けの広告が伸びた。米調査会社コムス コアによれば、米国の電子商取引への合計支出額は昨年11、12月の2カ 月間に14%増加した。グーグルは、従来型パソコン向け広告に比べて一 般的に魅力が乏しいとされる携帯端末向け広告への依存を強めている が、全体的な支出増がプラスに働いた。

マッコーリー・セキュリティーズUSAのアナリスト、ベンジャミ ン・シャクター氏は、「市場では恐らくもっと悪い内容が予想されてい たが、結果はかなり良かった」と指摘。「携帯端末への移行はなお進行 中だが、グーグルはその過程を極めてうまく管理できることを示してい る」と話した。

グーグルの株価は時間外取引で一時、通常取引終値(702.87ドル) を5.1%上回る738.85ドルを付けた。

海外市場の伸び

ユーザーが広告をクリックするごとに広告主が支払う平均単価(コ スト・パー・クリック)は、10-12月に6%減少。7-9月の15%減に 比べて落ち込みペースが緩和した。全体のクリック数は24%増。7-9 月は33%増だった。

売上高は提携サイトへの支払い分を除いたベースで39%増の122億 ドルとなった。アナリスト予想は124億ドル。先月売却で合意したモト ローラ・ホームを除いたベースの売上高は36%増の144億ドルだった。

ラリー・ペイジ最高経営責任者(CEO)は22日の電話会議で、 「2012年を力強い四半期で終えることができた」とし、「目の前のチャ ンスに対し、私は極めて楽観的だ」と述べた。

10-12月期は売上高全体の54%を海外市場が占めた。これは7-9 月期および前年同期と比べて1ポイント高い。

コムスコアによると、グーグルの12月の米検索市場シェアは67%。 マイクロソフトは16%、ヤフーは12%だった。ただ、ソーシャル・ネッ トワーク・サービス(SNS)のフェイスブックが先週、新たな検索サ ービスを発表するなど、グーグルへの圧力は高まる可能性がある。

--取材協力:Dina Bass.

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