円の上昇は一時的にとどまる公算大-シティグループのアンダーソン氏

日銀が無期限の資産買い取りに近づ くことから、円は対ドルで下落に転じる前にさらに1-2%超の上昇を 見せることはないだろうと、シティグループのグレッグ・アンダーソン 氏は予想した。

円は22日に8カ月で最大の上昇を見せた。日銀が2014年1月から期 限を定めずに資産買い取り方式を導入すると発表したことは、より早期 の大胆な行動を期待していた投資家の失望を誘った。先月就任した安倍 晋三首相は「大胆な金融緩和」によるデフレ脱却と円相場の押し下げを 呼び掛けている。

シティグループのG10通貨戦略担当の北米責任者、アンダーソン氏 は(ニューヨーク在勤)はブルームバーグテレビジョンのインタビュー で「安倍政権は日銀を2%のインフレ目標で塗り固めた。日銀の抵抗手 段は資産購入のスタートを2014年まで遅らせることだった」と述べた。

円は対ドルで過去半年間に12%下落した。22日のニューヨーク市場 では1%上昇し1ドル=88円74銭。一時は1.4%高と昨年5月17日以来 最大の値上がりとなった。

アンダーソン氏は、円の対ドル相場は今後2週間で87円に上昇する 可能性があるが、年末までには90円台半ばまで下落すると予想。「日銀 がバランスシートの拡大に着手したら、円の一段安を目にすることにな ろう」と語った。

原題:Yen’s Rise Will Probably Be Temporary, Citigroup’s Anderson Says(抜粋)

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