キング英中銀総裁:インフレ目標政策に関する公の議論を歓迎

イングランド銀行(英中央銀行)の キング総裁は、英国のインフレ目標政策の見直しを行うべき時かもしれ ないと述べるとともに、「緩やかな回復」を支えるためには政府による 経済強化に向けた措置が必要だとの認識を示した。

キング総裁は22日、ベルファストで講演し、「インフレ目標政策に 検討すべき側面があることは確かだ」と指摘。「インフレ目標が導入さ れたのはほぼ21年前であり、成熟している。金融政策設定の取り決めを 見直すのは理にかなうことだ」と語った。6月末に退任するキング総裁 がロンドンの外で講演するのはこれが最後となる。

同総裁は、イングランド銀は必要であれば追加刺激策を実施する用 意があるとしたものの、金融政策は「万能薬」ではなく、銀行の強化に 向けたさらなる取り組みと構造改革の実施が必要だと指摘した。インフ レ目標政策の限界の可能性については、後任に決まっているカーニー・ カナダ中銀総裁が取り上げており、キング総裁はこれに関する公の議論 を歓迎した。

キング総裁は、2%のインフレ目標が「われわれのマクロ経済の枠 組みの根幹であるべきだ」とする自身の見方に変わりはなく、「これを なくすことは無責任だ」と述べた。また、イングランド銀は不況時に目 標を上回るインフレを容認する柔軟性を有すると付け加えた。

原題:King Welcomes Bank of England Remit Debate Spurred by Carney (1)(抜粋)

--取材協力:Svenja O’Donnell.

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