ECB総裁:ユーロ圏の「暗黒の雲」後退-危機終息を示唆

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は、昨年講じた断固たる政策が奏功しユーロ圏を覆っていた「暗黒の 雲」は後退したと述べ、域内のソブリン債危機が終息した可能性を示唆 した。

総裁は22日フランクフルトで講演し、「2013年はより自信に満ちた 姿勢で始められる。ひとえに2012年に遂げた大きな進展によるもの だ」」とし、「ユーロ圏を覆っていた暗黒の雲は後退した。欧州の指導 者らは、通貨同盟が金融同盟、財政同盟、真の経済同盟、そして最終的 には政治同盟の深化によって補完される必要があることを認識した」と 述べた。

ドラギ総裁の発言からは、3年に及ぶユーロ圏の債務危機が封じ込 められ、域内が年内にリセッション(景気後退)から脱却できるとの自 信を深めていることがうかがわれる。またECBによる国債購入計画に ついて、物価安定の責務と完全に合致し、ECBの独立性を脅威にさら すものではないとして擁護した。

総裁は「ECBは引き続き、確実に物価安定をもたらすという第1 の責務に断固として取り組んでいる」と言明。「われわれの措置は全て この責務の達成を目的としている。現在そして将来予想されるインフレ 率を見ても、物価安定から逸脱する懸念を裏付ける兆候は全く見当たら ない」と指摘した。

原題:ECB’s Draghi Says ‘Darkest Clouds’ Over Euro Area Have Subsided(抜粋)

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