欧州債:スペイン債上昇、発行計画を好感-ポルトガル債も高

22日の欧州債市場では、スペイン国 債が上昇。シンジケート方式で新発10年債を70億ユーロ発行する計画を 受け、需要が好感された。

既発の10年債利回りは1週間ぶり低水準に近づいた。デギンドス経 済・競争力相はスペインの国債に対するものとしては過去最大の需要が あったと明らかにした。ポルトガルの10年債利回りは2010年以来で初の 6%割れとなった。ガスパル財務相は債券発行市場に復帰する準備が整 ったと語った。ドイツ10年債利回りは3カ月ぶり高水準付近から低下。 昨年12月の米中古住宅販売件数が予想に反して減少したことが手掛か り。

ダンスケ銀行のアナリスト、オーウェン・カラン氏(ロンドン在 勤)は「スペインにとって極めて好調な1日だった」とし、「一度に70 億ユーロ相当を発行できるのは非常に心強い。年間で必要な額の約6% に相当する」と述べた。

ロンドン時間午後4時49分現在、既発のスペイン10年債利回りは前 日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ5.11%。同国債 (表面利率5.85%、2022年1月償還)価格は0.365上げ105.22。2年債 利回りは3bp下げ2.57%。一時は2.63%と、2日以来の高水準となっ た。

ポルトガル10年債は4営業日続伸し、利回りは23bp低下 の5.86%。欧州連合(EU)に金融支援を要請した2011年4月6日以来 の最低となる5.84%まで下げる場面もあった。

ドイツ10年債利回りは2bp低下の1.57%。18日には1.64%まで上 げ、昨年10月18日以来の高水準を付けた。

英国債

英国債相場は上昇。英公債管理局(DMO)が実施した17億5000万 ポンドの10年債入札で、応札倍率が前回入札を上回ったことが手掛か り。2年債利回りは1週間ぶり高水準から低下。昨年12月の英財政赤字 が拡大したことを受け、比較的安全とされる国債の需要が増えた。

ロンドン時間午後5時現在、英10年債利回りは前日比4bp低下 の2.02%。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格は0.315上 げ97.66。2年債利回りは1bp下げて0.40%。一時は0.42%と、11日 以来の高水準を付けた。

原題:Spanish Bonds Advance on Demand at Sale; Portuguese Debt Climbs(抜粋) U.K. Gilts Advance as Demand Increases at 10-Year Debt Auction (抜粋)

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