安倍政権の円押し下げ政策に大きな懸念-ドイツ与党幹部

独与党キリスト教民主同盟 (CDU)の幹部、ミヒャエル・マイスター議員は22日、円相場を押し 下げようとする日本政府の行動は他の20カ国・地域(G20)メンバーか らの報復を呼び、脆弱(ぜいじゃく)な景気回復を損なうリスクがある と警告した。

マイスター議員は電話インタビューで、円相場を押し下げることで 輸出を後押ししようとする安倍晋三首相の動きは「大きな懸念を呼ぶ」 と述べた。マイスター議員は2月7日から日本政府当局者らと会談する 予定。ドイツは恐らく、日本に方針を変更するよう働き掛けるため他の G20メンバーの協力を求めるだろうと同議員は述べた。

「日本の競争相手は何ができるというのか。賢明な態度をとり何も しないか、日本に追随して全員が打撃を受けるような悪循環を作り出す かのどちらかしかない」と語った。

ショイブレ独財務相も16日に下院での演説で日本の金融政策を批 判。世界の金融市場に過剰な流動性を注入することになると論じた。独 連邦銀行のバイトマン総裁は21日フランクフルトでの講演で、安倍首相 が円相場を政治問題化するリスクを指摘した。

マイスター議員はまた、G20からの反動に加え、円安が輸入物価を 押し上げるため、経済効果は短命に終わる可能性があると指摘した。 「日本経済の真の問題は構造的なもので、必要なのは構造的な解決策 だ。為替市場に干渉することではない」と説いた。

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)のチーフエコノミスト、アレ クサンダー・シューマン氏は、スイスのダボスで開かれる世界経済フォ ーラム(WEF)年次総会で日本の政策について話し合われるだろうと 述べた。日本銀行が政府に押されて無制限に日本国債を購入するような 決定は「危険がいっぱいの火薬箱」のようなものだと警鐘を鳴らした。

原題:German Angst Grows Over Japanese Yen, Merkel Ally Meister Says(抜粋)

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