米BOAなど住宅ローン収支が黒字化-和解や買い戻し費用吸収

4大米銀では、住宅ローン関連の収 入が、住宅融資と差し押さえ手続きの問題に対応するコストを上回りつ つある。米連邦準備制度と政策措置が市場の回復を後押しする状況が背 景にある。

ブルームバーグが集計したデータによれば、ウェルズ・ファーゴと JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ(BOA)、USバ ンコープの昨年の住宅ローン関連の収入は244億ドル(約2兆1800億 円)と、和解やローン買い戻しの経費217億ドル余りを上回った。ゴー ルドマン・サックス・グループのアナリストは、住宅ローンの関連収入 が堅調を維持する中で、BOAなどの金融機関のコスト減少が今年は追 い風として働くとみている。

政府が銀行から大恐慌以来で最悪の住宅市場の落ち込みに関係する 多額の徴収を行っているにもかかわらず、住宅部門の回復ペースの加速 を促す政策が奏功し、金融機関は記録的な利益を維持している。全米抵 当貸付銀行協会(MBA)によれば、昨年の住宅ローンの組成額は1 兆7500億ドルと09年以来で最大となった。住宅所有者は連邦公開市場委 員会(FOMC)が過去最低水準に押し下げることを決めた金利の恩恵 にあずかり、ホワイトハウスも借り換えを促進するプログラムを拡大し ている。

シティグループのリスクマネジャーとマネジングディレクターを務 めた経験を持ち、現在はメリーランド大学ロバートHスミス経営大学院 で教鞭を執るクリフォード・ロッシ氏は「彼らは自らの頭を撃った傷か ら立ち直り、政府が導入した一連の政策とプログラムのおかげで回復し つつある」と指摘。住宅所有者の支援を意図した政策が、銀行セクター を大いに助けることに役立っていると分析している。

原題:Biggest Banks Back to Black in Fed-Fueled Recovery: Mortgages(抜粋)

--取材協力:Hugh Son、Donal Griffin、Dawn Kopecki、Laura Marcinek.

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