ブラジルのルセフ大統領、今年の成長押し上げが試金石に

任期4年の折り返し点を迎えたブラ ジルのルセフ大統領(65)にとって今年は、2014年10月の同国大統領選 出馬に向け経済成長回復を図る上で極めて重要な1年になる。

同国の成長が大統領就任直後に示した目標値の約4分の1のペース にとどまる中、ルセフ政権はこの1年、月平均2つ余りの刺激策を講じ てきた。新興市場国としては中国に次いで世界2位の規模のブラジル経 済が近く回復しない場合、かつてないほどの高い支持率を誇るルセフ大 統領といえども再選は容易ではない見込みだ。

コンサルティング会社プロスペクティバのディレクター、アンド レ・セザール氏は、景気低迷で再選の見通しは不透明になっていると指 摘した。任期前半のGDP伸び率は年1.87%と、2年間の平均として は1998-99年以来の低水準。

セザール氏は7日の電話インタビューで、「低調な経済がルセフ氏 の支持率を下げる可能性がある」と分析。「今年の成長率が3%を下回 れば再選は危うくなる」と述べた。

ブラジル中央銀行によると、同中銀がまとめたアナリストの今年の 成長見通しは過去10週中9週で低下。昨年11月時点の4%から3.19%ま で下がった。

ルセフ大統領は昨年12月27日、大統領選に関して語るつもりはない と述べたが、テメル副大統領は10月16日に、14年の大統領選でも同じ大 統領・副大統領のコンビで出馬するだろうと表明した。ルセフ大統領の 報道担当局はこの件に関するコメントを控えた。

原題:Rousseff Targets 2013 Growth Revival as Brazil Election Looms(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE