物価連動国債、早期の発行再開に慎重な意見多い-財務省幹部

財務省は22日、国債投資家懇談会と 国債市場特別参加者会合を開催し、2013年度国債発行計画や08年から発 行停止となっている10年物価連動国債の発行再開時期などについて、新 発市場参加者の意見を聞いた。

財務省幹部は同会合、懇談会後の記者説明で、物価連動債につい て、出席者から国内投資家の需要が確認できず、発行再開は時期尚早と 慎重な意見が多かったと話した。金額を少額にして来年度下期からの発 行に向けて徐々に環境を整えるべきとの意見が出たとも指摘した。

投資家懇に出席した投資家などからは、現段階で物価連動債を投資 対象と考えておらず、発言を控えたいとの声が聞かれたと言う。半面、 海外投資家は再開について関心が高く、再開時期への問い合わせが多い との声が聞かれたと説明した。

物価連動債は、物価が上昇すると元本が増えるように設計された国 債。04年3月に発行が開始されたが、デフレ長期化など投資環境悪化を 受けて08年8月を最後に新規発行を取り止めている

一方、来年度の国債発行計画では、増発余地がある年限について は、12年度補正予算で2月から増額しない2年や30年債を増やせるとの 意見が出たと指摘。一方、2月分から増発の5年や10年債でも追加で増 やす余地があるとの意見があったとしている。

同省は15日、12年度補正予算が決定したことで国債発行計画を見直 し、2月発行分から5年債を月2000億円増の2兆7000億円、10年債を 月1000億増の2兆4000億円にすることを決めた。

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