バークレイズ行員の氏名非公開求める要請退け-LIBOR裁判

英銀2位のバークレイズの行員グル ープが、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作に関連する 英国での最初の裁判に先立ち、自分たちの氏名を非公開とするよう要請 したが、裁判所の判事がこれを退けた。

ジュリアン・フロー判事は21日、行員らの要請を退ける判断を示 し、裁判に対する「先入観を形成する十分な根拠が認められない」と指 摘した。

介護施設を運営するガーディアン・ケア・ホームズのグループ企業 は、LIBORに連動する金利スワップをめぐって、LIBORが操作 されていたと主張し、バークレイズを相手取って訴えを起こした。ガー ディアンは金利スワップで損失を被り、バークレイズはLIBORの不 正操作に関する米当局の調査で明らかになった銀行スタッフの身元や 電子メールをガーディアン側の弁護士に提供するよう命じられた。

バークレイズはLIBORの不正操作で2億9000万ポンド(現行レ ートで約412億円)の制裁金を科された。バークレイズの24人の行員の 弁護士を務めるデービッド・パニック氏は21日、行員らは今回の裁判の 当事者でなく、重大な嫌疑をかけられる恐れがあり、身元が特定される ことは公正さを欠くと発言。バークレイズも氏名を公表すべきではない と主張していた。

無実の個人

バークレイズの広報担当ジョン・レイコック氏は電子メールで、 「3年にわたって隅々まで調べ尽くされた広範な調査の結果に基づく数 十万ページにも及ぶ文書で、誰かの名前が挙げられたとしても、その人 物が不正行為に関与したことを必ずしも意味しない。全く罪のない多く の個人の名前が和解の裏付けとなる文書で言及された可能性がある」と 説明した。

バークレイズの行員らが名前を伏せるよう求めた申し立てについ て、ブルームバーグ・ニュースは英紙タイムズ、テレグラフ、フィナン シャル・タイムズを含む他のメディアと共に反対した。フロー判事の決 定後、行員らの氏名は公表されていない。

原題:Barclays Staff Request for Anonymity in Libor Case Rejected (2)(抜粋)

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