ヘッジファンドのオスプレイが選好のパーム油、価格上昇か

パーム油が7カ月に及ぶ弱気相場か ら回復しつつある。世界2位の生産国であるマレーシアが過去最高水準 にある在庫を減らすため輸出税を引き下げたことが背景にある。

ブルームバーグがアナリストやトレーダー6人を対象に実施した調 査の中央値では、輸出税が今月ゼロ%に引き下げられたことを受け、マ レーシアのパーム油在庫は3月までに16%減少し220万トンになるとみ られている。予想通りなら2010年以降で最大の減少となる。13人を対象 とする調査では、クアラルンプールのパーム油先物相場は1-3月(第 1四半期)末までに16%上昇し、1トン当たり2800リンギット(約8 万3000円)になると見込まれている。

パーム油は食用油の中で最も多く消費されている。輸出増加に加え 原料のアブラヤシの収穫高が最も低水準となる四半期に入るため、パー ム油価格は3年ぶりの安値を付けた昨年12月以降、9%上昇している。 ヘッジファンド運営会社オスプレイ・マネジメント(ニューヨーク)の 創業者、ドワイト・アンダーソン氏は先月パーム油について、13年に最 も選好する商品の一つであると述べた。30年間にわたってパーム油取引 に携わっているドラブ・ミストリー氏は、生産回復が予想されるため価 格は今年、既にピークに達した可能性が高いとみている。

資産規模でインドネシア最大の銀行の一部門、マンディリ・セクリ タスのアナリスト、ハリヤント・ウィジャヤ氏(ジャカルタ在勤)は 「在庫が減少するとみられるため、パーム油は1-3月に、あるいは5 月までは上昇するだろう」と予想。「マレーシアとインドネシアの増産 に伴い価格は7-12月(下期)に下落する可能性が高い」と述べた。イ ンドネシアは世界最大のパーム油生産国。

原題:Palm Favored by Ospraie Rising as Reserves Retreat: Commodities(抜粋)

--取材協力:Luzi Ann Javier、Chanyaporn Chanjaroen.

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