GSユアサのリチウムイオン電池事業、赤字拡大の公算

ジーエス・ユアサコーポレーション (GSユアサ)にとって、米ボーイングからのリチウムイオン電池受注 は同電池事業の初の黒字転換のチャンスと思われたが、今回の一連のト ラブルでボーイング最新鋭旅客機「787」(ドリームライナー)の運 航停止命令が出されたため、同事業は赤字幅が拡大する公算が大きい。

GSユアサの年次報告書によると、2012年3月期のリチオムイオン 電池事業の営業損益は32億6000万円の赤字。前年は12億7000万円の赤字 だった。GSユアサのウェブサイトによると、昨年同社は設備投資額全 体の75%に相当する300億円を同電池事業に充てた。

クレディスイスのアナリスト、山口潤氏(東京在勤)は、「GSユ アサは自動車メーカーへの販売不振をボーイングへの販売で穴埋めした いと考えていた」が、「航空機市場への売り込みができないとなると、 同社のリチウムイオン電池事業の収益はさらに悪化することになろう」 と述べた。

原題:GS Yuasa Lithium-Ion Unit May Add to Losses as 787s Grounded(抜粋)

--取材協力:Susanna Ray、Alan Levin、松田潔社.

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