中国:労働人口の減少が成長回復を阻害-成長ペース半減も

中国の成長回復は労働力の減少と天 然資源の逼迫(ひっぱく)で抑制される可能性があり、政府は過去10年 間のピークの半分の成長ペースで満足することになりそうだ。

中国国家統計局の馬建堂局長は18日、昨年10-12月(第4四半期) 国内総生産(GDP)が前年同期比7.9%増となったことを受け、7- 8%の成長ペースが経済の実勢を反映していると指摘。昨年の労働人口 の減少が「重要な要因」だと語った。

同局長の発言を受け、一人っ子政策で労働力が減少し、中国経済は 永久にギアを低速に落としつつあるとの主張が強まっている。成長減速 は次期指導者の習近平氏や李克強氏にとっての課題を示しており、オー ストラリアの鉄鉱石からドイツの機械まであらゆるものの市場としての 中国の可能性が損なわれかねない。

元米財務省の中国通で、現在はTCWグループのアジア担当アナリ ストを務めるデービッド・ロービンガー氏は「労働力の減少は今後浮上 しそうな経済的逆風の1つにすぎない」と指摘。「習、李両氏が経済チ ームを編成する中、過去にそうだったように、再び必要が改革の母とな るかどうかがこれから分かる」と述べた。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の大中華圏担当チーフエコノミ スト、陸挺氏(香港在勤)は「これまで中国が高水準の雇用を維持し、 大量の失業を防ぐためには8-10%成長が必要だと常に信じられてきた が、人口構造の変化で成長の必要性はずっと低下している」と説明。そ の上で、「中国の潜在成長率は2020年までに6%前後に鈍化するだろ う」と予想した。

原題:China’s Shrinking Pool of Workers May Limit Economy’s Recovery(抜粋)

--取材協力:Nerys Avery、Zheng Lifei.

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