【個別銘柄】ファナックや保険、日揮安い、ソニーや丸井上昇

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

ファナック(6954):前週末比3.9%安の1万4350円。シティグル ープ証券では、2014年3月期コンセンサス予想ベースの株価収益率 (PER)は22倍だが、第3四半期決算は低調が予想され、今期だけで なく、来期も会社計画未達の可能性があると指摘。直近株価は下落した ものの、それでもまだ10年来の高値に近いなどとし、投資判断を「買 い」から「中立」へ引き下げた。

証券・保険株:野村ホールディングス(8604)が1.4%安の484円、 第一生命保険(8750)が3%安の13万1400円など。バークレイズ証券で は、証券・保険・ノンバンク業界の投資判断を「ニュートラル」から 「ネガティブ」へ引き下げた。証券はかなりの業績改善を織り込んでい る可能性が高く、今後はダウンサイドリスクを意識すべきと分析。野村 HDを格下げしたほか、第一生命も目標株価水準まで株価が回復してい るとして判断を下げた。保険業は東証1部33業種の下落率トップ。

大手化学株:三井化学(4183)が1.9%安の207円、住友化学 (4005)が1.5%安、三菱ケミカルホールディングス(4188)が2.5%安 など。メリルリンチ日本証券では、石油化学事業見通しの引き下げを主 因とし、基礎化学業界へのスタンスを「強気」から「弱気」に見直し た。個別銘柄でも上記3社などの投資判断を引き下げ。

ソニー(6758):3.3%高の1187円で、東証1部の売買代金トッ プ。米国本社が入居するニューヨークのビルを11億ドル(約990億円) で現地のコンソーシアムに売却すると会社側が18日に発表したことに関 し、シティグループ証券では想定より売却額が大きい、と指摘。複数の 資産売却によるキャッシュフローの拡充が、本業の回復に貢献する運転 資本増強や次の開発投資などにつながれば、評価が高まる可能性があろ うとの見方を示した。

丸井グループ(8252):5.9%高の733円。メリルリンチ日本証券で は、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」へ引き上げた。貸 倒引当金の減少やショッピング取扱高の堅調を支えにカード事業が伸長 していると評価、14年3月期の営業利益予想を240億円から265億円、再 来期を250億円から300億円にそれぞれ増額した。

ユナイテッドアローズ(7606):4%高の2225円。12年4-12月期 の営業利益は120億円弱と前年同期比1割強増え、4-12月としては3 年連続の最高益となったもよう、と19日付の日本経済新聞朝刊が報 道。10月は秋物衣料の販売が苦戦したが、気温が低下した11-12月はコ ートやニット製品など冬物の販売が好調だった、という。

電力株:関西電力(9503)が2.3%安の887円、東北電力(9506) が2.7%安、北海道電力(9509)が3%安など。ゴールドマン・サック ス証券では、政権交代によってエネルギー政策が正常化することの期待 で株価が上昇したが、正常化は実際には時間がかかる上、業績黒字化や 復配に直接結びつくものではないと指摘。J-POWER以外の電力株 は、全体として上がり過ぎとの認識を示した。

住友不動産(8830):3%安の2650円。ゴールドマン・サックス証 券では、将来の成長期待を過分に織り込んだ現状株価は割高だと分析。 増資リスクの顕在化など株価上昇による財務政略変更もリスクとし、投 資判断を「中立」から「売り」へ下げた。目標株価は2350円。

ネクソン(3659):4.7%高の908円。ディー・エヌ・エー(2432) とソーシャルゲーム事業における業務提携で合意した、と18日に発表。 DeNAは国内外のソーシャルゲームの開発・運営でのノウハウなどを 提供する一方、ネクソンは13年中に国内「モバゲー」向けに10タイトル をリリースする予定。提携による中期的な業績貢献が期待された。

シャープ(6753):3.8%安の331円。タブレット端末「iPad (アイパッド)」用パネルをことしに入りほとんど生産せず、とロイタ ーが伝えた。より小型の「アイパッドミニ」に需要が移り、第4世代製 品の販売が想定を下回っているためで、需給調整の一環としている。こ のほか、中国では大型テレビの需要がないと判断し、同国での90型テレ ビの発売を見送るなどとNHKが報じた。

DIC(4631):3%安の161円。野村証券では、投資判断を「買 い」から「中立」へ引き下げた。ユーザーである液晶テレビメーカーの 厳しい事業環境を背景に、液晶パネル向け素材の販売が伸び悩んでいる と指摘。株価上昇には、欧州インキ事業などの収益改善を図るための具 体策が必要、などとした。

東芝(6502):1.1%安の367円。同社が核燃料製造のウレンコに買 収提案の可能性がある、と英紙サンデー・タイムズが報道。ウレンコの 価値は最大100億ポンドの可能性があり、英政府の出資分は30億ポンド 強という。これを受け、資金需要が膨らむことへの不安が広がった。

東京製鉄(5423):7.1%高の455円。21日午前、鋼材の2月契約に ついて、全品種で値上げすると発表した。値上げは昨年9月以来。海外 市況が上昇基調にあるほか、為替の円高修正などで国内需要の回復が期 待できると判断し、一律3000円引き上げる。

日揮(1963):2.7%安の2562円と5日続落。アルジェリア政府 は19日、同国南東部の天然ガス関連施設で起きた人質事件で、人質23人 と武装勢力32人の死亡を確認したと発表。人質の死者数はさらに増える 恐れがある、としている。武装勢力の掃討作戦は終了した。事態の深刻 化を受け、同社現地スタッフの状況や事業への影響が不安視された。

米久(2290):ストップ高となる150円(20%)高の893円。三菱商 事は18日、同社に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表し た。TOB価格は950円。現在23.55%出資しているが、TOBで子会社 化を目指し、グループでの畜産・食肉加工事業の強化につなげる狙い。 米久、三菱商と3社間で食肉事業の強化に取り組んでいる伊藤ハム (2284)も5.5%高の403円。

JSP(7942):3.8%高の1247円。大和証券は18日付で、投資判 断を新規に「2(アウトパフォーム)」とし、目標株価を1490円に設定 した。車載用発砲ポリプロピレン(EPP)の成長ポテンシャルに期待 感を示すとともに、中期的には燃費規制や自動車安全強化の進展に注目 するとした。

極東証券(8706):3.5%高の1013円。一時1014円と52週高値を付 けた。12年4-12月期営業利益の速報値は41億4300万円と、前年同期 比96%増だった、と18日午前に発表。業況好転を評価する買いが続い た。正式発表は30日の予定。

ひらまつ(2764):5%高の12万6400円。昨年12月の速報ベースの 月次売上高が12億1200万円、営業利益が3億4000万円だった、と21日午 前に発表した。営業利益は、11月の2億9800万円から増加。

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