ドイツ銀:農産物投資継続へ-投機で価格上昇の証拠はない

ドイツの銀行最大手、ドイツ銀行は 農産物投資商品の提供を継続する方針を示した。同行はこれらの投資商 品が農産物価格上昇の原因ではないと結論付けた。

ドイツ銀のユルゲン・フィッチェン共同最高経営責任者 (CEO)19日、ベルリンで開いた記者会見で「投機が価格上昇を引き 起こしたという証拠はなかった」と指摘。「特定の状況下では価格変動 の一因となり得るが、変動には他の要因もある」と述べた。

国連食糧農業機関(FAO)の世界食料価格指数は過去10年間で2 倍以上に上昇している。米国務省の推計によると、食料価格高騰をきっ かけに2007-09年に世界で60件以上の暴動が発生した。

ベルリンを拠点とする消費者団体フードウォッチは昨年10月、農産 物への投機が食料価格を押し上げ、ドイツ銀などの金融機関に一部の貧 困国での飢饉(ききん)の責任の一端があるとの見方を示した。これを 受け、ドイツ銀のヨゼフ・アッカーマン前CEOは飢饉や貧困の悪化の 一因となっていないことを確かめるため同行の農産物関連事業を調査す る方針を示していた。

フィッチェン共同CEO(64)は「経営幹部会で将来もこれらのフ ァンドの販売を継続する方針を決定した。サステナビリティー(持続可 能性)の原則と調和させることができる」と語った。

原題:Deutsche Bank Will Continue Investing in Farm Commodities (1)(抜粋)

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