バッテリー火災の原因究明、困難か-787の運航再開に不透明感

米ボーイングの最新鋭旅客機「787」 (ドリームライナー)2機で起きたバッテリー不具合の原因究明は困難 をきたし、航空当局が運航再開を許可する時期を不透明にさせている。

ボーイングは18日、787型機に搭載されたリチウムイオンバッテリ ーの安全性確保に関する米連邦航空局(FAA)の指示があるまで同機 種の新規納入はしないと発表した。

FAAを管轄する米運輸省のラフード長官は同日、機体の安全性が 「1000パーセント確保される」まで改善命令を解除しないと発言。「こ うしたことには時間がかかる。忍耐強くなければならない」と述べた。

FAAの実験によると、リチウムイオンバッテリーは高温で発火し やすく、筒型花火のように溶融金属を噴出する恐れがある。バッテリー 自体にも酸素を供給する部分があるため消火も難しい可能性がある。

サンディア国立研究所(ニューメキシコ州)でバッテリーの研究開 発マネジャーを務めたダン・ダウティ氏は、リチウムイオンバッテリー の火災が激しい場合は、その証拠となるものまで破壊されることがある と指摘。バッテリー火災の科学的検証は「極めて困難だ」と述べた。

原題:Dreamliner Defect Cause Elusive as Burned Evidence Adds Obstacle(抜粋)

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