米下院共和党、政府借り入れ権限の3カ月延長を容認-戦略修正

米下院共和党は、財政をめぐる民主 党との論戦に向けた戦略を修正し、歳出削減を求めずに政府の借り入れ 権限を3カ月間延長する方針を明らかにした。

下院は連邦債務引き上げに関する採決を23日に行う予定。ただ共和 党はその機会を利用して、自党の歳出計画を盛り込んだ予算案の受け入 れを上院民主党に迫る意向だ。

ベイナー下院議長(共和、オハイオ州)は18日、「政府の歳出問題 に取り組む上で、上院を最終的に下院に同調させる戦略を追求する」と のコメントを発表した。

共和党の戦略修正は、オバマ大統領再選と上院での民主党の議席増 を受けて、共和党指導部が目標見直しの必要性を認めたことを意味す る。

米議会が直面する債務に関する期限は、上限問題だけではない。向 こう90日間ほどに、政府機関への予算手当てなど2つの期限が控える。 下院共和党はこうした問題の審議を生かして、連邦政府の歳出削減の実 現を図る考えだ。

キャンター共和党下院院内総務は声明で、提案した権限延長の期間 が終わるまでに上下両院のいずれかが予算案を通過させなければ議員の 給与は支払われないと訴えた。

ペロシ民主党下院院内総務のスポークスマン、ドリュー・ハミル氏 は、3カ月間の権限延長で「中小企業や市場、中流層の不透明感が取り 除かれることはない」との声明を発表した。

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