太田国交相:速やかな再開に最大限努力-安全確保で787運航停止

太田昭宏国土交通相は18日の閣議後 会見で、不具合のあったボーイング787型機の運航停止措置に関して 「安全の確保が大前提」と述べるとともに、原因の調査を進めており、 「速やかな運航再開に向け最大限努力する」と強調した。

全日本空輸便で16日に不具合が発生したB787型機について、太 田国交相は、メインバッテリーの内部に損傷を確認したことを明らかに した。メーカーの協力を受け、米国側と緊密に連携しながら、調査を進 めると語った。また、利用者への影響の最小化を目指す考えも示した。

国交省は17日、日本航空と全日空にB787型機の運航停止を命じ る緊急耐空性改善通報を出した。米連邦航空局(FAA)が米航空会社 に運航停止を命令したことを受けた措置。全日空と日航は不具合が発生 した16日からB787型機の運航をすべて中止しており、日航は25日ま での中止をすでに公表している。

不具合の発生した全日空機が16日に高松空港へ緊急着陸した問題で は、バッテリーメーカーのGSユアサが国交省の要請を受け、高松空港 へ17日にエンジニアを派遣している。

一方、日航のB787型機で燃料漏れが発生した問題に関して、太 田国交相は、弁に不具合があることが分かったと述べ、航空局のチーム が調査を進めており、結果を待ちたいと語った。国交省の発表資料によ ると、日航の同型機をめぐっては、9日(現地時間8日)の米ボストン に続き、13日にも成田空港で整備作業中に燃料漏れが発生した。

国交省・交通事業安全室の高野滋室長は、成田での燃料漏れ問題に ついて、弁の開閉駆動装置(アクチュエーター)の不具合で、実際は開 いているのに、コックピットでは閉まっていたという表示状態だったこ とが分かったと説明。取り外した部品を英メーカーに送ったことを明ら かにした。このメーカーには、国交省からも人を派遣する予定とした。

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