英バークレイズの倫理規定、「従わない者は去れ」とCEO

英国の銀行バークレイズのアントニ ー・ジェンキンス最高経営責任者(CEO)は自身が設定した新たな倫 理規定の順守を行員らに求め、従わない者は同行を去るようにと告げ た。前任者の辞任につながったスキャンダルの再発防止を狙う。

ジェンキンスCEOは行員に宛てた17日付の書簡で、上級バンカー らは今年の夏から新しい価値観に基づいて評価されると伝えた。来年に は全行員に適用されるという。ブルームバーグ・ニュースが書簡を入手 し、バークレイズの行員はその内容を確認した。

ジェンキンスCEO(51)は同書簡で「当行の価値観に沿うことに 個人の成果を厳格に連動させるアプローチを、完全には納得できない者 もいるだろう」とした上で、「そうした人々への私のメッセージは明快 だ。バークレイズはあなたがいるべき場所ではない」と書いている。

昨年8月に就任したジェンキンスCEOは来月、バークレイズの事 業計画を発表する。収益力を高め企業文化を一新するために、売却ある いは縮小する業務分野も特定する。バークレイズは昨年6月にロンドン 銀行間取引金利(LIBOR)操作問題で米英当局から2億9000万ポン ド(約415億円)の制裁金を科された。この不祥事をきっかけにロバー ト・ダイアモンド前CEOが辞任した。

ジェンキンスCEOは「2013年が楽な年になると言えば、うそにな る」とした上で、13万9000人の行員は顧客、および長期的な成功につい てもっと考えなくてはならないと強調。「倫理や当行の価値観に反した 方法で銀行に稼ぎをもたらす人材が報われるような状態に、二度と戻っ てはならない」と訴えた。

同CEOは昨年9月の書簡で、行員のパフォーマンスは金融面での 成果ばかりでなく同行の価値観に照らして評価されると伝えていた。

この日の書簡では「20年に近い年月の間に、銀行は余りにも貪欲に なり、目先に集中し過ぎ、顧客や社会全体から余りにも切り離された業 界になってしまった。バークレイズもこれらの過ちに無縁ではなかっ た」と戒めた。書簡についてはスカイ・ニュースがこの日報じていた。

原題:Barclays CEO Jenkins Tells Workers to Follow New Rules or Leave(抜粋)

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