今日の国内市況(1月17日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反発、輸出一角や通信高い-円荒い動きに下げ場面も

東京株式相場は反発。根強い為替の円安期待や米国景気の堅調を背 景に、輸送用機器やゴム製品、電機など輸出関連株の一角が高い。 NTTドコモなど情報・通信株、医薬品や食料品といった景気に左右さ れにくいディフェンシブ業種も堅調だった。

TOPIXの終値は前日比2.35ポイント(0.3%)高の890.46、日 経平均株価は9円20銭(0.1%)高の1万609円64銭。為替が午後にやや 荒い動きとなり、日経平均は一時5営業日ぶりに1万500円を割り込む 場面もあったが、終盤に持ち直した。

T&Dアセットマネジメントの神谷尚志チーフ・エコノミストは 「日本株は3カ月上げ続けて13週移動平均線からの上方かい離が大きく なっており、初期に買いが入ったマクロ系ヘッジファンドなどの利益確 定売りが出やすい」と言う。ただ、「政権交代による明確な金融・財政 政策への期待は根強いことから、参院選までは心配ないだろう」とも話 した。

●債券は上昇、長期金利が1カ月ぶり低水準-日銀追加緩和観測が支え

債券相場は上昇。日本銀行が来週開く金融政策決定会合で追加緩和 が決まるとの観測が相場の支えとなった。午後の株価下落局面で買いが 膨らむと、長期金利は一時1カ月ぶりの水準に低下した。

東京先物市場で中心限月の3月物は、午前の取引で前日比6銭安 の144円25銭まで水準を切り下げたが、午後の開始直後から水準を切り 上げ、一時は前日比19銭高の144円50銭と、日中取引で昨年12月13日以 来の高値を記録。7銭高の144円38銭で取引を終えた。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、市場は 来週21、22日の日銀会合で付利引き下げの可能性を意識しているとし、 「その場合に5年債利回りは0.12%程度まで低下余地がありそう」だと 指摘した。

●ドル・円が88円台、株にらみで上下振れる-緩和期待で朝は円売り

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=88円台で上下した。 日本銀行による金融緩和期待が根強く残る中、朝方は円売りが先行。そ の後は株価をにらんだ展開となった。

ドル・円相場は88円半ばでこの日の東京市場を迎えると、午前10時 前後には一時88円80銭まで円売りが進行。その後、円は下げ渋り、午後 に日本株が下落に転じると、リスク回避の動きから一時88円14銭まで円 買いが進んだ。しかし、引けにかけて株価が値を戻すと、円も再び売ら れる展開となった。甘利明経済再生担当相の円安懸念を否定する発言が 伝わったことも、円売りを促した。午後4時45分現在は88円61銭前後と なっている。

あおぞら銀行市場商品部の諸我晃次長は、「株売り、債券買いとい う感じになっており、少しリスクオフ的な動きになっている」と、午後 に円が上昇した背景を説明。「来週月曜は米国は休みだし、ポジション を一度閉じるという動きが今週は続いている感じ。ただ、来週の日銀会

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